浅野 龍昇

JCブランド確立委員会 委員長
浅野 龍昇

めっちゃSDGs推進パーソンです笑。

Q1.普段のお仕事について教えてください。(本業はどのようなお仕事か)

家業として、近海かつお一本釣り漁船「第五清龍丸」の経営を行っています。この第五清龍丸は、日南市目井津漁港を基地に、200海里内であればどこまでもかつおの群れを追っていく、総トン数119トン、全長40メートル、24人乗りの大型漁船です。
ただ私自身は漁師ではなく、バックオフィスとして経営企画や船頭(船員のトップ)として沖に出る弟の後方支援が主な仕事です。
経営企画としては、MSC(Marine Sustainable Council)認証、つまり持続可能な漁法で操業しているという国際認証の取得手続きや、この持続可能な漁法である「かつお一本釣り」を世界に伝え、後世に残していくため「漁師の意思決定プロセス(通称:漁師の勘)のAI化」という事業を行っています。そんな、めっちゃSDGs推進パーソンです笑。
私個人としても、SDGs Outside-inの公認ファシリテーター資格を持っていたりします。

若者コミュニティを探していた

Q2.宮崎青年会議所に入会されたきっかけは何ですか。(入会動機)

2019年1月に家業へUターンしたのですが、それまでは政治家の秘書を務めていました。
この政治家秘書の頃は、年上の方々とのお付き合いはどんどん増えていくのですが、逆にだんだん同世代との付き合いが希薄になっていって。退職してUターンするにあたって、同世代との付き合いを増やしたい、と若者コミュニティを探していたのがきっかけです。
そこから、以前からお付き合いのあった関谷副理事長のご紹介で2019年4月に入会しました。決め手は、経済・業界団体下部組織の青年部ではないところです。

入会年度の理事長が、理事長として最後の例会での挨拶で…

Q3.入会後参加された青年会議所の事業・運動・活動で1番印象に残っているものを教えてください。

このインタビューで、入会してまだ丸2年経っていないことに久しぶりに気が付きました笑。それぐらい怒涛の日々を過ごしてきたような気がします。
入会して間もなく、まつりえれこっちゃみやざきに向けた新入会員太鼓練習が始まって普段の運動不足を呪い、まつりが終わったかと思えば宮崎ブロック協議会(宮崎県内に9つある青年会議所の調整機関)の2020年度財政局長になることが決まって準備が始まったり。そういえば世界会議で行ったエストニアでブロック会長と2人、ホテルの部屋に籠って予算編成を行っていました。
2020年になったらなったで、財政局長として編成した予算が新型コロナウイルス感染症拡大の影響で白紙撤回からの再編成、さらには宮崎ブロック協議会のコロナ対策担当を兼任することに。コロナ対策事業が終わったら、息つく間もなく監査が待ち受けていましたし、2021年度の準備も始まっていました。
そんな中でも一番印象に残っているのは、入会年度の理事長が、理事長として最後の例会の挨拶で「入会当初は幽霊会員であった自分が理事長まで務めることになったのは入会同期の影響が大きかった」というお話をされたことです。理事長は毎回の挨拶で何を伝えようか色々と考えて準備されていると思います。その中で最後に伝える内容にこれを選ばれたのだなと。
私たち2019年度入会組も非常に仲が良く、プライベートでも飲みに行ったり、ゴルフに行ったり。真剣に青年会議所活動をやっていれば、そりゃ悩むことも弱音を吐きたくなることもありますが、一番最初に相談に乗ってくれたり、協力してくれるのは彼らです。大変なことも多いですが、ポジティブに役を受けることができているのは彼らのお陰だと思います。
まぁまだ2年なので大きなことは言えませんが、自分ごとに置き換える中で、あの理事長の言葉が一番印象に残っています。

ちなみに、同期のことを中心に述べてしまいましたが、インタビューを見て薄々お感じだとは思うのですが、割と意見がハッキリしているタイプでして…ちょいちょいやらかすのですが、それを人知れず裏でフォローしてくださっている諸先輩方にもとっても感謝しています。

歴の浅い委員長だからこそ

Q4.2021年度は委員長としてどのような内容を担当されますか。(委員会としての担当など)

JCブランディングと広報、そしてSDGs推進です。70年の歩みを記録する創立70周年記念誌の編纂も担当します。
川越理事長から「SDGsを活用したブランディング」と「情報過多社会への対応」という課題を与えられ、あれこれ考えた結果“ダイバーシティ”という言葉が頭に浮かびました。つまり、多様性ですね。SDGs17のゴールと169ターゲットを見ると、「誰一人取り残さない」であると同時に「多様性を認め合う」ということだと私は考えています。また、情報過多社会とはインターネット・SNSの普及により多様な価値観を発信できるようになったことの副産物だと考えます。
青年会議所だって考え方の違う人間の集まりだし、見る角度、見る人によって映り方は違う。だから「青年会議所とは」みたいなイメージを押し付けるブランディング・広報ではなく、色々な表情を切り取って発信する、ダイバーシティなブランディング・広報をやるべきなのかなと考えています。なので、委員会メンバーともその方向で議論を進めていますし、「JCとは」みたいな固定観念がない歴の浅い委員長だからこそできるブランディング・広報かなと。
その第一歩として、役員プロフィールの写真をスーツ着てカッチリの肖像画から、SDGsパネルを持つという統一感だけ持たせて比較的自由に写ってもらう形に変えました。着想は昨年の世界会議で、日本青年会議所の鎌田歴代会頭が「世界会議のパーティで、スーツ着て隅っこに固まっているのは日本人だけ」とご挨拶の中で述べられたところからです。まぁ「SDGs≒多様性を認める」というのに、全員が真顔だと逆に説得力がない気がしますし。
2021年度の第1回理事会で川越理事長がご挨拶で「委員長ごとに手法は違えど、みんな、市民や家族、自分の会社の社員の幸福を考え事業を構築している」と述べられていました。結局、「明るい豊かな社会を築き上げる」という本質が揺らがなければ、どこから切り取っても最終的にはそこに辿り着く。ダイバーシティなブランディング・広報とは、70年の歴史の中で諸先輩方が守り続けて揺らがなかったものがあるからこそ、できることなのかもしれません。

ドラえもんの映画って、すっごくSDGs

Q5.最後にメッセージをお願いいたします。

昨年末BSプレミアムで放送された「全 美少女戦士セーラームーン アニメ大投票」という番組を見ていて、1992年のアニメで「今時女よりも男の方が偉いなんて言ってるのはおじさんだけだわ!」というセリフをアニメキャラが放っていたことに気付き感動しました。SDGsに掲げられて意識的にやらなければと思っているダイバーシティを既に約30年前のアニメ番組で当たり前に訴えていたんだなと。
そう思って、正月休みを利用して過去のアニメ映画を見てみたら、ドラえもんの映画って、すっごくSDGsなんですよね。クレヨンしんちゃんの初期映画も、ダイバーシティを訴えていたり。私たちは子どもの頃から、SDGsを刷り込まれてきたわけです。ちなみに、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんの遺作「ドラえもん のび太の ねじ巻き都市冒険記」の劇中に“種まく者”ってキャラクターが出てきて「もう僕の役目は終わった」「君たちになら任せられる」ってセリフがあるんですよね。
大山のぶ代さんの声で「守ろう!守ろうね!」と言われると、無意識にでもSDGsを体現できる。そんな世代が主役になれる組織でSDGsを推進してるって、何だかワクワクしませんか?

Profile

浅野 龍昇(あさの たつのり)
入会年:2019年
生年月:1986年10月生まれ
出身地:宮崎県日南市
勤務先:有限会社 浅野水産