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MESSAGE FROM THE PRESIDENT

理事長所信

一般社団法人宮崎青年会議所 2018年度理事長 

MIYAZAKI JC
67TH PRESIDENT
TSUYOSHI NAGATOMO

一般社団法人 宮崎青年会議所
2018年度 第67代理事長 長友 剛

はじめに

人生には、その後の人生を大きく左右する分かれ道がある。

その分かれ道をどちらに行くのか、現実に戸惑い、迷いながらも決断しなければならない。


誰もが、決断を繰り返し未来へ歩みを進めていく。

私は、自信と誇りを胸に、未来を生きる人々のために、大きな決断のもと未来へと歩んでいく。

挑戦

 宮崎青年会議所は、1951年の創立以来、明るい豊かな社会の実現に向けて運動を展開してきた。戦後、食料の確保すらままならない社会情勢の中、未来を描きその実現に向けて歩んだ道は、決して平坦ではなかっただろう。山や谷、そこが道であるかも分からないような原野をかき分けていくような道だっただろう。

 今を生きる私たちには想像することすらできない。唯々頭が下がる思いである。

時代とともに青年会議所の在り方、行動が変わってきたと考察するがその創始の精神、未来に思いを馳せ行動するJCの精神は、今もなお人から人へと受け継がれてきた。

今を生きる我々の使命は、このJCを時代に合わせて変化させながらその創始の精神を受け継ぎ、発展させていくことである。

 また、JCは、40歳までという限られた時間の中で未来を描きその実現に向けて行動しながら自己成長へと繋がる様々な機会を与えてくれる学び舎でもある。

私は2006年に青年会議所へと入会した。振り返ってみると、世間知らずともいえ、また、目の前のことしか知らない視野の狭い人間であったと思う。青年会議所には、多くの出会いがある。人との出会い、言葉との出会い。出会いにより、人は磨かれ成長していく。2008年に初めてブロック協議会に出向して以降、10年以上新しい挑戦を続けてきた私だからこそそう断言できる。


「できるか できぬかではなく、やるかやらぬかである」


できるかできないかを検討するのではなく、思い描く未来に向かって挑戦し続けた団体こそ、宮崎青年会議所であるはずだ。我々はその精神を未来へとつないでいかなければならない。青年らしく青く、誠実に真っ直ぐに未来へと挑戦していこう。

未来への希望

 我が国は、2005年より人口減少局面に突入したと言われて久しいが、近年、人口減少や高齢化の進展、経済の縮小、労働者の確保など多岐にわたり問題が目に見えるように身近に感じられようになってきた。私たちの暮らす宮崎市の人口を見てみても、2013年の402,572人をピークに徐々に減少傾向にあり、このままの推移でいくと2060年には、30万人以下まで減少するといわれている。20年後、30年後の未来に思いを馳せ行動するJCだからこそ、まちの存続すら脅かすこの問題に取り組んでいきたい。

今、全国各地で地方創生によりこの問題の解決に取り組んでいるところであるが、宮崎に求められる地方創生の形とは何なのか。それは、地域に希望の光をあてるかにかかっていると考える。

 私たちが幼かった情報手段がまだ限られていた頃、世の中の情報を知る手段としてテレビに依るところが大きかった。テレビに映る、格好いい服を着て、高層ビルの中にある一流企業で仕事をする姿は、都会への憧れを生み、いつかチャレンジしてみたいと思わせるような影響力を与えたと同時に宮崎には何もないといった、間違った印象を植え付けてしまった。時代が変化し、インターネットや物流手段の発達により、情報の流れが加速し、無限に広がった今こそ、宮崎の持つ本当の価値、宮崎でしか得ることのない豊かさを私たちJCが宮崎に暮らす人々に伝えることで都市部へ流れようとする人々の流れを変えていきたい。

 それでは、宮崎の持つ本当の価値とは何なのか。それは、温暖な気候や自然といった目に見えるものだけでなく2000年以上に渡り、脈々と受け継がれてきた文化にあると考える。宮崎は、古事記や日本書紀の壮大な物語の舞台として描かれている。初代神武天皇が祀られる宮崎神宮、国づくりの精神が宿る平和台、禊ぎ発祥の地ともいわれる禊ぎ池。2018年度宮崎JCでは、宮崎青年会議所がこれまで取り組んできた活動により宮崎に暮らす人々に伝承していくとともに、義務教育課程の日本史から国史へと変えようとする日本JCと協働して、宮崎の持つ文化をより魅力ある資源へと磨き上げることで宮崎の未来に希望を見出していきたい。

 そして、宮崎の持つ価値をさらに高めるために、もうひとつの取り組みも行っていく。宮崎JCの主催として2011年に始まった国際フェスティバルでは、これまで市民の国際感覚を養うとともに外国人の人々との交流を通して、新しいまちづくりの形に挑戦をしてきた。2018年度は、温暖な気候から生まれる恵まれた食文化を進化させるとともに、温暖な気候でしかできない新しい産業をクローズアップし、発信することで産業振興による宮崎に新たな希望を創造する機会としたい。

 もう一つ、宮崎の郷土愛を高め、継続して地域の活性化へと繋げていくために重要なポイントがある。それは、宮崎に生まれたこと、宮崎で暮らすことを誇りに思う機会が常にあることである。2013年、鵬翔高校が全国サッカー選手権大会で県内高校では初めて優勝を成し遂げた。同年、延岡学園高校が夏の甲子園で宮崎県勢として初めての決勝進出を果たした。このとき、宮崎に暮らすことに誇りを持つとともに、スポーツの持つ力を改めて感じる機会であった。2020年度の東京オリンピック・パラリンピックの開催でスポーツへの関心が高まってきている今こそ、スポーツランド宮崎の新たな価値を生み出す方法を考え、JCとしての強みを生かしながら具体的な行動へと移していきたい。

そして、これらの政策に欠かせないものがある。宮崎に希望を与え続けていくために絶対に欠かせないもの、それは、人々を牽引していく人材である。

人々を牽引する人材育成

 人が集まり地域を形成し、地域が集まり、国家を作る。

すべてのコミュニティは、人から始まっている。そういうことからも地域により良い変化を与えていくには、地域を形成する人の意識を変えていくことが必要である。


 宮崎青年会議所の定款第3条「本会議所は会員の連携と指導力の啓発に努め、地域社会及び国家の政治、経済、社会、文化等の発展を図るとともに、国際的理解を深め、世界の繁栄と平和に寄与することを目的とする。」


JCは、設立当初から多くの人材にJCの目指す普遍的な地域貢献とリーダーシップという2つの大きな軸による学びを与えることで、リーダーシップにより地域を牽引する人材を多く輩出してきた。

2018年度は、全国大会開催という日本一多くの出会いに恵まれた一年になる。この貴重な機会を会員の成長へと繋げていきたい。そして、この機会を我々の成長だけに留めることなく、未来のJCを背負っていく、そして、地域を牽引していく人材を育成していくために、新しい会員の増強に取り組んでいく。

それでは、地域を牽引するリーダーシップを持つには、どんな要素が必要だろうか。

私は、知識を貪欲に追い求め、智慧を以って物事に取り組む姿勢。ビジョンに向かって真っ直ぐに進む姿勢。そして何より格好いい姿こそが、地域を牽引していくリーダーシップに欠かせない要素だと考える。この3つの要素を兼ね備える人材を数多く生み出し、JCという手段により地域を変革していく運動を加速させたい。

そして、未来を担う子供たちの教育にも力を注いでいきたい。子供は成長していく過程において、家庭だけでなく自分を取り巻く環境において、観察することで多くのことを学んでいく。親としての背中だけでなく、周囲の大人の背中を見て、物事の善悪、人としての在り方を学んでいく。一人ひとりの価値観が多様化し、地域のコミュニティの希薄化が叫ばれる今こそ、大人としてのモラルの在り方、正しいしつけを子供にできる能力の向上、「親学」に取り組むことで、将来の宮崎を背負う青少年の育成につなげていきたい。

JCのつながり

                           

 日本には、全国696LOM、30,000名を超えるJAYCEEが存在する。世界に広げて見てみると117のNOM(国際青年会議所)、170,000名を超えるJAYCEEが私たちと同じ信条のもと活動していている。地域をより良くしていきたいと考えるとき、このネットワークを活かすことはできないだろうか。JCI、日本JCや九州地区協議会、ブロック協議会が発信するメッセージから学ぶことは勿論、それぞれが行うLOMサービスには、地域では得ることのできない情報から地域を変えるための様々な政策が発信されている。このネットワークのつながりから地域の課題解決に向けて取り組むとともに、同じ志で取り組む共同体として、切磋琢磨し、LOMの成長へとつなげていきたい。


 本年、第17回目の迎える「まつりえれこっちゃみやざき」は、不況により宮崎から祭りがなくなった時、宮崎JCを中心に市民とともに作り上げる新しい形の祭りをデザインし、実行し続けてきたことにより、多くの市民に愛される祭りとして地域に定着してきた。1,000人を超えるボランティアにより運営されることからも、まさに、人が集い、明るい未来を願う形を体現する祭りとして成長してきたこの祭りを、2018年も継続し、宮崎に暮らす人々が一体となって未来への希望を創り出す機会としていきたい。

 仕事とJCの両立、家族とJCとの両立にもがき、そして、JCに行く。様々な思いが集まったうえに青年会議所は存在する。未知なる自分という大きな壁にぶつかったとき、自分の可能性や目的を見失いそうになるときこそ、JCの三信条のひとつ、友情が必要なのではないだろうか。私たちは、それぞれを目に見える何かだけでなく、本当に理解し、助け合えているだろうか。JCというつながり以上の友情を作ることができているだろうか。

より高い目標に挑戦するとき、より大きな障壁が出てくることが避けられない現実ならば、「お前ができなければ、俺がやる!」という互いに助け合い、挑戦していくつながりを作ることで、宮崎JCの組織力を高めていきたい。

信頼される組織力

 これまで青年会議所は、組織運営、ロバート議事法、コンプライアンスなどに代表されるように厳格なルールと規律ある運営により、組織としての価値を維持し、それを連綿と受け継いできた。これからも青年会議所が青年会議所らしくあるために、一つ一つの意味をしっかりと理解し、会員の責任感と使命感を感じられる例会、会議運営を行う必要がある。また、2018年度は、全国大会開催で、より多くの他団体、市民と触れ合う機会が多くなっていく。これまで積み上げてきた宮崎JCの地域からの信頼をより高める絶好のチャンスとして、宮崎JCとして、礼儀や服装といった青年経済人として外部から見ても恥ずかしくない、むしろ格好いいとすら見られる組織力により地域からの信頼をより確かなものへとしていきたい。

全国大会

 いよいよ本年全国大会宮崎大会の開催を迎える。立候補前から多くの先輩たちが関わり、全国大会に思いを馳せ、何度も議論を重ねる姿は、昨日のようでもあり、まさにJCの縮図ともいえる内容であった。全国大会は、現役だけでなく、多くの先輩たちの思いも受け止めながらも、自らの行動に自信を持って、大胆な発想で地域でしかできない、宮崎でしかなし得ない大会の構築に挑戦することで、全国に存在する多くの地域に希望を与えていきたい。

 そして、全国大会の開催により、全国から同じ志を持つ同士たちが宮崎へやって来る。全国大会は、これまで学んできた宮崎の価値を全国のJAYCEEに発信するチャンスであるとともに、それを機に全国へと私たちの声を届ける絶好のチャンスである。宮崎JCは、限られたチャンスを与えられたLOMである。宮崎から日本の未来を切り拓く気概を持って、地域にインパクトを与え、市民意識の変革、宮崎の未来に希望をもたらしていくことこそが我々の使命なのだ。恐れることは何もない。挑戦し続けることに意義がある。JCに誇りを持って堂々と挑戦していこう。その挑戦こそが、未来を切り拓く鍵に他ならないのだ。

最後に

私たちは、周りに生かされていることを知らなければならない。

今こうしている間にも家族が、会社の仲間が私の代わりをしてくれている。

当たり前のようにJCをするのではなく、私の代わりをしてくれている人の分まで1分1秒無駄にすることなく真剣に取り組まなければならない。


今しかできない。私たちにしか辿り着けない場所がある。


皆で未来を語り合おう。誇りを持って真剣にやりきろう。

今まで見たことのない、オレたちにしか見えない景色を見に行こう。

オレたちの挑戦の足跡を故郷に刻んでいこう。

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