SDGs No.11-2 「2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。」

新型コロナウイルス感染症の影響で、インバウンドはもちろん、県外からの観光客流入も減り観光業は大きな打撃を受けています。そんな中で、自宅から1時間から2時間圏内の地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光をするマイクロツーリズムという考え方が広まっていることはご存知でしょうか。視点を変えて、我々の生活インフラである路線バスも6割の路線で赤字、公的資金の導入で存続しているという状況があります。昨年末には新型コロナウイルス感染症の影響もあり、過去最大の赤字を計上したというニュースも出ました。

マイクロツーリズムに繋げていく

我々は、この2つを掛け合わせ、路線バスを利用して普段気が付かないような地域の価値を発見、そして発信し、このマイクロツーリズムに繋げていくという事業を実施しています。これまでに各会議体・委員会で“路線バス旅”を実施していただきInstagramで発見した地域の価値を発信してきました。そして今回の4月例会では、“路線バス旅”を実施した各会議体・委員会の代表者にご登壇いただき、その報告を行っていただきました。

路線バス旅に乗ったのが数十年ぶり

登壇者皆さんが口を揃えて言うのは「路線バス旅に乗ったのが数十年ぶり、十数年ぶりだった」ということ。そして、バス路線がこんな風になっているとは知らなかったということです。また、“つくし”を久しぶりに見て感動したという声も。車を利用するようになって、野生している植物に目を向けるという機会も減ってしまっているんですね。

会員間の交流

今回の事業のもう1つの目的として、新型コロナウイルス感染症の影響でなかなかできなくなってしまっている会員間の交流というのもありました。登壇者による“路線バス旅”実施中のエピソードや食レポなどの発表を聞きながら、会場内の笑い声が絶えなかったのを見て、この目的も達成できたのではないかと考えています。

この事業はこの例会で終わらせずに、“路線バス旅”の報告を持って色々な機関にご提案を行っていく予定となっております。皆さまも、路線バスを利用して普段気づかなかったような地域の魅力を発見してみませんか?

それでは、出発しま~す。

《記事作成》地域の価値発信委員会 委員長 新森 康弘